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シーリングファン最大のメリット【気流】を生み出す仕組み

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真夏の暑い昼下がり、ファンが生み出す涼しい風に勝るものはありません。

その心地よさを叶えてくれるシーリングファンは、より多くを空気を大きく動かしてくれる最適なパフォーマーです。

そんな心地よさを求めるあなたのスペースにとっての必要なファンを選択するにあたり、梱包されている箱やオンラインの製品ページに記載されている CFM (立方フィート/分) の数値を確認し、参考にされることでしょう。

でもCFMは、ファンに関連する“空気”についての参考にはなりますが、最高の“気流”を作り出すためにファンに求められる要因が、他にもたくさんあることをご存じでしょうか?

CFM vs 風速

”どのシーリングファンが最も多くの空気を移動させ最も涼しくするか”を評価する際に最初に理解すべきことは、「CFM」と「速度」の違いです。

CFMとは
CFMは、ファンの動作で移動する「空気の量」を立方フィートで測定したものです。つまりファンが大きいほど、CFMが大きくなるといえます。ハンターのラボ技術者は、高速、低速それぞれのスピードで動作しているときにファンのCFMを測定し、平均を算出します。 テストの測定値は、エネルギー省 (DOE) の1日あたりの平均ファン使用量の考え方に基づいています。
気流とは
気流は、時速マイル (mph) を使用して測定される「空気の移動速度」に関連しています。

簡単に言えば、CFMは移動する空気の量を測定したもので、気流は空気の移動速度を測定したものです。

しかし、ファンのサイズが大きくCFMが大きくなればなるほど涼しさも増すか、といえば、そうとは限りません。

ジム、コストコ、またはウォルマートのような空間の大きな場所にいるときのことを考えてみてください。

これらの場所に設置されている大きなファンは、自宅に設置するファンよりも CFMが高くなります。でも、あなたが感じているその空気は、そこにあるファンから送られているものではなく、空調から届いているものです。 そのため、空調を遮断すると、必要な涼しさを感じられなくなります。

では、ファンのサイズと CFMによってあなたをより涼しくしているわけではない、としたら、それは一体どういうことなのでしょう?

ではそれを分析していくことにしましょう。

シーリングファンが作り出す” 優れた風量 ”とは

ここに来た瞬間から感じたわ!

私を引きはがすような風の量に本当に驚きました!

本当にちょうどいい風ですね。

速度が20%高速な当社のSureSpeed®ファンは、期待どおりのパフォーマンス、必要な品質、そしてお気に入りのデザインを提供します。

典型的なシーリングファンのブレードは平らで、空気を切り裂くように切り刻みます。

しかし SureSpeed®特許取得済みブレードは、よりスムーズに空気に切り込み、ファンが回転する際の抵抗を減らし、そしてより効率的に多くの空気を押し出すことができるのです。

私はこう思うんです。なんていうか、あなたの周りに空気が行き渡れば、おそらく部屋全体にももっとうまく満たされるようになるって。

こっちに誰かがいて、そしてそっちにはちゃんと快適な環境があって。みんなが集まらなきゃならない環境ではないからちょっとホッとする。私はそういうのが本当に好きです。

今すぐにでも欲しくなるわね。

SureSpeed® シーリングファンは、CFMではなく“気流”に基づいて測定および設計しました。それは、私たち、人間がファンから感じ取る涼しさは、気流によるはたらきがより直接的だからです。

シーリングファンは、「風冷効果」を利用して人々を涼しくします。つまり、ファンからの風が速ければ速いほど、涼しさを感じるということなのです。走っている車の窓を開けたときに感じる風とよく似ています。

なお、ハンターのシーリングファンは、依然として高い CFM 評価を生み出していますので、ファンのモーターとブレードピッチを最適化することにより、エネルギー消費を抑えながら、多くの空気を移動させることを可能にしています。

 エアフロー効率を計算するには、ファンを高速設定で動作させるために必要なエネルギー (ワットで測定) で CFMを割ります。

シーリングファンの気流と速度を決定する要因とは

1.ファンブレードの形状とピッチ

ファンのブレードの数は、必ずしもシーリングファンの気流の指標ではありません。しかしシーリングファンのブレードピッチ (またはファンブレードの角度) と形状は、気流に影響を与える可能性があります。

ハンターのエンジニアリングチームは、標準的なフラットブレードよりも効率的に空気を押し出せるSureSpeed® シーリングファンの開発にあたり、空気力学に基づくブレードデザインを作成しました。

ハンターの SureSpeed 精密設計ブレードは、従来あるフラットブレードのような空気を切り刻んだり切断しない方法で、より均一でスムーズな冷却空気の流れを生み出すことを可能にしています。

2.シーリングファンのサイズ

シーリングファンのサイズは、ファンが効率的に気流を生みだすための大きな要因になってきます。

ですから、空間に対して小さすぎるファンを設置すると、部屋全体に効果的に空気を循環させることができません。かといって、空間に対して大きすぎるファンを設置すると、回転速度設定を低くしたとしても、その空間にとっては風量オーバーになってしまう可能性があります。

ファンは、そのサイズが大きいほど表面積が大きいため、 CFMも高くなる傾向があります。しかしそれが常に風速に変換されるわけではないことを覚えておいてください。

ですから、もしその違いを実際に感じたいのでしたら、必ずSureSpeed®をお選びください。

ハンターシーリングファン購入ガイドは、あなたのスペースに最適な気流を生み出せるシーリングファンのサイズを知ることができる優れた解説書になことができますので、ぜひご活用ください。

3.シーリングファンのモーター性能

ファンのサイズ、ブレードの形状、ブレードのピッチが適切であることに加え、最高の気流を生み出すためになくてはならないのは“強力なモーター”です。

ハンターのSureSpeed®ファンには、ささやくような静かな動作をする能率的なモーターが使用されているため、少ないエネルギーでより良いエアフローを得ることができます。

4.天井/床からのファンの距離

シーリングファンと天井と床、それぞれの間に生じる距離は、ファンのスタイルや部屋のサイズ、傾斜天井であるかどうかなどにより異なってくるものですが、その距離は気流に大きく影響してきます。

安全な設置、最適な気流とパフォーマンスのために、天井の高さに基づいた適切なシーリングファンの設置方法とダウンロッドの長さを選択するようにしてください。

5.シーリングファンの回転方向

暑い季節

シーリングファンの風量を増やすにはどうすればよいでしょう?

シーリングファンの気流を最大限に活用するには、夏のように暑い季節にはシーリングファンが反時計回りに回転(ファンの下から見上げた時の方向)していることを確認してください。これにより下降気流が起こり、ファンの下に座っていると風が涼しく感じます。

さらに、ファンを高速で反時計回りに回転させると、最も涼しい風が送られます。

寒い季節

冬の寒い季節は、シーリングファンを最低速度で時計回りに回転させます。

上昇気流は、部屋の天井付近にこもった暖かい空気を移動させるのに役立ちます。

なお、ファンを時計回りにしても高速で回転させると、温める効果は打ち消されてしまいますのでご注意ください。

6.ハンターのエンジニアによる継続的なイノベーション

これまでご説明してきたように、ブレードのサイズと形状、ブレードピッチ、そしてモーター性能などの要素は、優れた空気の動きには不可欠なものとなっています。

ハンター社では、これらの要素の組み合わせを常にテストし、製品のパフォーマンスを最大化しています。

羽根の枚数や形状からモーターのサイズに至るまで、わずかな変更がファンの全体的な機能に違いをもたらし、最終的に完璧なレベルの快適さを生み出すことへとつながります。

ハンター社のデザイナーの使命は、エネルギー効率の高い気流を提供することのできる、スタイリッシュで時代に左右されないシーリングファンを作成することです。

彼らは当社のエンジニアリングチームと緊密に連携し、インテリアを構成する一要素からブレード形状という機械部分まで、最適化された気流を生成する設計を作成することに専念しています。

屋外やスマートホームで使用するプレミアシーリングファン向けのWeatherMax®やSIMPLEconnect®テクノロジーなど、ハンター社が開発した他のイノベーションにもぜひご注目ください。

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